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世界の手織り絨毯 ~アリナサブ工房~

こんにちは。

手織り絨毯が生活の知恵から生まれてからおよそ4000年以上の悠久の時を経て、「家具の宝石」とまで進化を遂げて現在に至るわけですが、床に敷く絨毯やソファなどに掛ける一般的な絨毯の他に、イランのタブリーズ地方では、「タペストリー」が誕生しました。

その頂点に君臨する工房が【アリナサブ工房】です。

イラン本国はもとより、ヨーロッパ各地に名を轟かせる「アリナサブ工房」の作品は、【絵をも超える美しさ】と絶賛されています。

 

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【アリナサブ工房】は、途中までセスナ機で行って、こそから徒歩にて二時間以上かけて山越えをする奥地にあります。まるで、自然の中にあるアトリエです。

 

こちらは【アリナサブ工房】作品の【馬の絨毯】です。

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これは「絵」ではありません。下から一列ずつ結び紡いでいく絨毯です。絵なら輪郭を描いて色を付けて・・・・という感じにできますが・・・。絨毯なので、一列ずつ結び紡いで作品を仕上げていくわけですが、画像で見るより、実物は本当に凄いです。まるで今にも飛び出してきそうなくらい躍動感が伝わってきます。

約80㎝ × 60㎝の大きさがありますが、糸の染めから完成まで約3年かかります。

 

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※お客様へ納品時の写真です。

有名な某イタリアンレストランのオーナーさまにご購入頂きました。

同じ影絵の型枠を使って紡いだ馬の絨毯は、世界で8枚しかありませんが、そのうちの3枚は当社よりご成約頂きました実績があります。※現在完売です。

 

 

下のわんちゃんの絨毯ですが、お客様よりの希望により実現いたしました世界で一枚の絨毯です。まず、わんちゃんの写真をお預かりし、背景の要望などをアリナサブ工房のデザイナーに伝えて図面を作成。その後、使用する毛糸の(約90色)染めに半年、そして1年半ほどで織り上げます。オーダー頂いてから約2年ほどお待ちいただきました。

 

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ポンタ③お客様のご自宅にて。

 

↓こちらは、先日お客様へ納品ホヤホヤの額仕上げのペルシャ絨毯です。もちろんアリナサブ工房の作品となります。イランより織り子さんが来日して、実際に京都の【修学院離宮】へ赴き写真を撮り、それをもとにアトリエで作成しました。こちらも出来上がるまでに2年から2年半程掛かりました。

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まるで風景画のように見えますが、ひと結びひと結び紡ぎあげたペルシャ絨毯です。前面にガラスが張ってないので、あれ?って思う方もいらっしゃるかと思いますが、まず絨毯とはなかなか気付かれません。

アリナサブ工房の織り子さんは、ウールの糸を1cm角の中に100結びできる器用さと、ずば抜けた感性の持ち主でないとなれません。

 

↓虎の絨毯です。日本画でもおなじみの猛虎は、万国共通「八方睨み」の魔除けとしても人気が高いです。出入りの多い玄関などの入り口やみんなが集うリビングなどに飾られることが多いです絨毯です。こちらも先日額装に仕上がり納品させていただいた作品です。

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どれもが世界に一点しか存在しない手織り絨毯。そんな中でも観賞用の額やタペストリーは先祖代々後世に受け継いで欲しい逸品です。

 

 

 

 

 

2016年10月22日

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