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世界の手織り絨毯展2017SALE 開催決定!!

こんにちは。

まだまだ残暑的な暑さが続きますが、空も高くなり秋の気配を感じられる季節になってきました。芸術の秋ということで、来る9月16日(土)17日(日)18日(祝月)の3日間、昭島市中神町にあります「家具の博物館」併設のフランスベッド東京工場特設会場にて、「世界の手織り絨毯展」を開催する運びとなりました。受付時間は、3日間ともにAM10:00~PM6:00です。今年の絨毯展は、25年目を迎える節目の年ということもあり、いつも以上に人気のサイズや色・柄の絨毯を約300枚揃えておこないます。

下の画像は、会場内の様子です。

壁面コーナーには、ソファの前やダイニングテーブルの下などに敷くのにちょうどいい「ラグサイズ」を展示しています。

 

ソファの前に敷くとこんな感じになります。※ソファの背面にあるのは、シルクの絨毯です。

日本でも洋風な住宅が増え、畳部屋のないフローリングのお部屋が増えてきました。

ヨーロッパでは、手織り絨毯を敷くことが日常あたりまえのことになっていますが、それには色々な意味合いがあります。

たとえば日本では、畳の部屋にお客様をお通しするときに、まずお客様に座布団をお出しますが、ヨーロッパではお客様をお通しする部屋に、手織り絨毯を敷くことが「最低限のおもてなし」とされています。

手織り絨毯の普及率6%といわれている日本では、まだまだ床に手織り絨毯を敷く習慣がないので、ヨーロッパの方が日本の個人宅へ訪問したさいに違和感を感じるそうです。日本のインテリアコーディネーターと言われる方でさえ手織り絨毯を知らなかったりします。まだまだそのレベルです。

手織り絨毯には、「おもてなし」の意味以外にも実際に理にかなった敷く理由というのがあります。

①空中に舞っているホコリや、床のホコリを集めてくれる。

②一定の湿度に保ってくれる。

③ダニの心配がない。

④防音吸音効果がある。

⑤汚れに強い。

➅冷暖房のコスト削減

⑦床暖のコスト削減

などが大まかな理由です。

スピリチュアルな観点からですと、一枚の絨毯を最後まで織り上げるのには、無心になって同じ強さで最後まで織り上げるということから、集中して書き物をする書斎や音楽などの演奏するスタジオ、家族がみんなであつまるリビングなどが多く挙げられます。

集中力を高めて行うヨガマットとしてもヨーロッパでは使われています。また海外で活躍するスポーツ選手や音楽家も絨毯を愛用しています。日本人で有名なのは、サッカーの長友選手や音楽家の葉加瀬さんとかです。NHKの番組で、イタリアにいる長友選手の取材の際に、ソファの前に敷いてある絨毯の上で毎日ストレッチを欠かさずやっているとのインタビューがありました。葉加瀬さんは、コンサートで必ずご自分の愛用している絨毯を敷いてその上で演奏をするそうです。

「空は飛ばないけど、気持ちを軽くしてくれる魔法の絨毯」という所以です。

 

 

下の画像はイランの某ホテルのロビーです。

土足で30年くらい使用しているそうです。

手織り絨毯は、目が詰まっているのと、毛がグリーンの芝目のように寝ているので、砂漠地方の砂嵐でも、絨毯の中に粒子の細かい砂が入りません。土足で使っても表面が汚れるだけなのでとても衛生的ですね。

 

織り機に縦糸をハープの絃のようにピンと張り、下から一段ずつこんな感じで織っていきます。

細かいもので、1cm×1cmの中に100結びあります。一人で3年掛けて織る絨毯です。

 

下の画像は、会場内の様子です。

画像でみてもわかるように、とても柔らかい感じが伝わってくるかと思います。

こちらは、シルク100%の絨毯です。シルクはまだ歴史も浅く、もともとタペストリーとして献上されていましたので、土足のヨーロッパでは個人の贅沢品とされてきました。

なかでも画面中央に掛けてありますシルクの絨毯は、故ダイヤナ妃がこよなく愛した絨毯です。ひざ掛けにしたり椅子の背もたれに掛けたりしていたそうです。

 

【額装・タペストリー絨毯】

 

上のタペストリー加工のペルシャ絨毯も、故ダイヤナ妃がこよなく愛した絨毯、ラジャビアン工房の作品です。ほとんどの作品が市場に出ず、そのまま王室などへ献上されてしまいます。

また、「薔薇」の絨毯はさらに特別です。「薔薇」というのは、イランの国花でもあり、政府より認可の降りていない工房では織ることができません。

この「薔薇とひまわり」は、約120色(種類)のシルクの糸を使いますが、すべて草木染の厳選された糸を紡いでいきます。約50㎝×60㎝の作品で3年掛かります。

 

タペストリーの絨毯で、絵画調額装絨毯です。こちらは絵画調の絨毯ではトップの有名な「アリナサブ工房」の作品です。馬の表情や息遣い、躍動感など、ほぼ織子さんの感性で織りあげます。

こちらは、ウールの糸メインで、光が当たって輝いているところにシルクの糸を使い表現しています。

 

上のわんちゃんの絨毯は、左下の写真をお客様よりお預かりして、織子さんが織り上げた「アリナサブ工房」の作品です。さすがの出来栄えですね。ちなみに、馬の絨毯の半分ほどの大きさですが、約2年程お待ちいただきました。

 

【玄関の絨毯】

ウールの絨毯です。伝統的なメダリオンの絨毯です。産地はタブリーズ。

常温18℃なので、裸足で踏むと心地よいひんやり感が実感できます。汗や足などの汚れにも強いので、たまに硬く絞った雑巾で拭くだけでOKです。

こちらは曲線を使わない伝統的な古典柄です。村や部族などで織られる絨毯です。

とても素朴な感じで、無垢の木の床に合います。

 

玄関や入り口は、気の出入り口とよく言われます。悪い気を入れないようにと日本では玄関にお札を貼る習慣がありますが、ヨーロッパでは昔から入り口には「手織り絨毯」を敷く習慣がありました。手織り絨毯の柄にはいろいろな意味があります。たとえば、子孫繁栄・商売繁盛・厄除け・長寿祈願などです。言うなれば、一枚で色々とてんこ盛りなお札みたいですね。

 

【ダイニングの絨毯】

ダイニングテーブルの下に絨毯を敷く習慣が昔からヨーロッパではありました。

当時、大陸続きのヨーロッパでは戦争が絶えず、一日の終わりに家族と一緒に夕食を囲むことができる感謝の気持ちと、食事を取り命を繋ぐ神聖なテーブルへの感謝の気持ちから手織り絨毯を敷く習慣が根付きました。そうして一枚の手織り絨毯は、おじいさんからお父さんへそして息子へと代々受け継がれていきます。

 

 

 

 

上のダイニングの下に敷いてある絨毯は、「アフガンレッド」で有名なアフガニスタンのペルシャ絨毯です。アフガニスタンというとよく「血の大地」といわれますが、言われはアフガニスタンの山々の鉄を多く含んだ鉱石が酸化し茶色い岩肌に見えることからです。

この岩を砕いて雪解けの水と混ぜ泥状にした中で糸を染めていきます。その染め上った深紅の赤は、年月を増すごとに色の深みも増していきます。

 

上はイラン・タブリーズ産のペルシャ絨毯です。ペルシャ絨毯の代表的な柄で同じような感じの絨毯を見たことがあるのではないでしょうか?

実は、ペルシャ絨毯は「同じものがひとつもありません。」

「手織りだから多少の誤差があって同じじゃない」というわけではなくて、

「人と同じで、絨毯も同じものがあってはいけない。」というペルシャ絨毯には伝統文化があります。

ペルシャ絨毯は、どの絨毯も一点ものになります。雑誌や写真などを見て同じものが欲しいと思っても手に入らないところが、「絨毯は買うのではなく、絨毯との出会い」という所以です。

是非、お気軽にご来場ください。そして実際に見て触ってご体感ください。皆様の絨毯との運命的な出会いがあるかもしれません。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

2017年9月10日

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