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最古の家具「ペルシャ絨毯」その①

こんにちは。

近年日本の住宅事情も「輸入住宅」や「畳より床」、という風に変わり、新築のお家で畳のある家を探すのも大変になってきました。そこで【床の必需品】と言われ、ヨーロッパでこよなく愛されている【最古の家具】=【手織り絨毯・「ペルシャ絨毯」】について書いていきます。

まず私自身、手織り絨毯のことを冒頭に挙げた【ペルシャ絨毯】=【床の必需品】とは結び付かず、【ペルシャ絨毯】=【華やかな贅沢品】と思ってました。最初の出会いは、16年前のドイツのホテルです。ロビーの前や部屋などに敷いてありましたが、意味までは深く考えられませんでした。その後もベルギーやスイスやイタリアなどで泊まっていたホテルとかに敷いてあるのは覚えてますが、という程度だったことを思い出します。

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※こちらはイランのホテルロビーです。

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ペルシャ絨毯と出会った当初は、アパレル関係の仕事をしていたのですが、意外とミラノやパリで開かれるコレクションでデザイナーが使っていたのを思い出します。当時思い出すのは、ジャンニヴェルサーチ・ドリスヴァンノッテン・ダークビッケンバーグ・ジバンシーなどがお城でのコレクションを開催したときに、石畳の上に敷かれたペルシャ絨毯の上を颯爽とウォークするモデルがかっこよかったなと思い出します。そのイメージが強く、ずっと【華やかな贅沢品】という感じが強かったのを思い出します。

その頃から手織り絨毯が気になり始め、当時、某イタリア人デザイナーが言った「私も学生時代、家のペルシャ絨毯で色使いを勉強しました。ヨーロッパの多くのインテリアコーディネーターやデザイナーを目指す者たちは、色使いも含めて、必ずペルシャ絨毯の勉強をしています。」と、このことがきっかけでペルシャ絨毯の魅力にのめり込んでいきました。

それから、その道の先人達に手織り絨毯について聞いてみると、紋様も様々で、伝統的な紋様で紡いだ絨毯や、進化した紋様で紡いだ絨毯など、その様々な紋様・使われている色にも色々な意味があるということを教えて頂きました。

そしておよそ四千年もの歴史が【手織り絨毯】にはあるということにも気づき驚かされましたが、手織り絨毯の生まれた理由が、砂漠という過酷な環境下で生き抜くための【生活必需品】として誕生したことにも驚きました。

もともと羊を牧畜していた遊牧民が、羊の刈った毛を叩き綿状にしたものを地面に敷き座ったり寝たりしていたそうです。そして長く使えるように、綿状から糸にして編み紡いで出来たものが手織り絨毯の始まりです。

ウール(羊毛)の手織り絨毯は、常温18℃。日本でも夏の猛暑ではひんやり、冬の極寒では暖かく、室内の湿度調整、消音効果、床暖房の熱高率、土足で平均100年使用できる耐久性など、地球にも優しいエコな家具なんだなと知ることができ、家具好きな私は・・・・・気付いたら(小さいサイズや大きいサイズのものを合わせて)10枚以上使っていることに気付きました(笑)

今回はこの辺で。これから少しずつ絨毯の魅力を伝えていけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2016年10月10日

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