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知っておきたい【家具の基礎知識】木材編④
こんにちは。
久々のブログです。色々書きたいことがありますが、今回はつづき編で、知っておきたい【家具の基礎知識】木材編④をお送りします。
★木材の性質と用語★
(1) 木材の性質
樹木を伐採したものを木材と呼び、家具はその木材が主材料となります。その主材料であります木材は、狂う・割れる、と言った性質をもっています。その原因は、植物であり生育する過程で地中から根を通じ、水分や養分をたくさん吸い上げ大きく成長する繊維でできているためです。樹木の成長の仕方は、太陽の恵みをどれだけ浴びるのか、また温度や湿度でも異なり、そして木材の辺と芯でも性質が変わります。さらには色や柄・傷・腐れ等の違いが天然素材のもつ特有な性質でもあります。
(2) 木材に使われる用語
〇木材固有の名称
〈年 輪〉
春から夏に掛け大きく成長した部分と、秋から冬にかけ一時期生育が止まったかに見える細胞の差が肉眼で線状に見えるのを〈年輪〉と言い、1年で一本増えて行き、生育した年数が判ります。この年輪は樹齢を示し、その形は木の生育してきた様子を教えてくれます。その年輪の文様の美しさが評価されます。
〈木表と木裏〉
樹皮に近い肌を「木表」、
樹芯に近い肌を「木裏」、と言います。
木材の乾燥が進むと木表の収縮が木裏より大きいため板になると、反ってしまいます。
〈辺材と芯材〉
「辺材」は木の外周部
「芯材」は辺材に囲まれた内部です。
「辺材」は一般的には淡色・軟質であり、
「芯材」は濃色・硬質となります。
また、虫に食われ易いのは、
柔らかい辺材です。
ということで、
続きはまたの機会で!!
2017年1月19日